社員のつぶやき
「読書の秋」のお供に📖
ブログは読書に入りません!
筆者です。
以前、名古屋市図書館で借りた本の話をしました。
※本の話を覘きたい方はこちら
最近、また面白い本と出会ってしまいました。
この場を借りて紹介してもよろしいでしょうか?
(よろしくなければ上司が今作のブログを削除するでしょう🚫
お願いです削除されませんように…!)
①恐い間取り2
「なんで2やねん1出さんかい」と思ってますよね。すみません。
だって筆者、もう1読んじゃったもの。
1読んでない方は1から読むことをおすすめしますが、(ほぼ)一話完結型なので2からでも読めます。
今作品は「事故物件住みます芸人」ことお笑い芸人の松原タニシさんが執筆しております。
実際に事故物件に住んでみたり、事故物件ではないものの怪異現象が発生する物件について見聞きしたことが間取りや写真と共にまとめられています。
もちろん写真は白黒で、あえて不鮮明になっていますのでご安心を。
事故物件の内容は決して明るい内容ではありません。
ただ、そこを読みやすくしてくれるのが松原タニシさんです。
事故物件になってしまった経緯や、そこで遭遇する不可解な現象についてタニシさんなりに解釈されています。
例えば、帰宅した瞬間に部屋で「ドン!」と鳴った謎の音に対して
「僕を迎え入れてくれたのかな」
と表現していました。
(この状態になっているのはむしろ危険な気もしますが…)
他にも、事故物件に対するタニシさんなりの考え方が記されている箇所があります。
そこは筆者の言葉ではなく、ぜひ本を読んでいただけたらと思います。
孤独死は増加傾向にあり、今後もそれは増加し続けると推測される現代社会。
こうした現実とどう向き合っていくか。
管理会社である弊社も関係のない話ではありません。
②ぼくが13人の人生を生きるには身体が足りない
こちらは解離性同一性障害をお持ちのharuさんという方の話です。
タイトルにもあるように、haruさんはharuさん含めて13人の人格を持っています。
この時点で驚きです。13人。
サッカーチームできちゃいますよ。
この本のおすすめポイントを3点挙げます。
1点目。解離性同一性障害の概要について分かりやすく記述されています。
「脳内がコックピットになっていて、操縦席に座った人格が身体を操縦する」
「各人格が何をしているか記憶の共有はできるが、haruさん本人はkaruさんの記憶しかない」
自分の中に他の人格にあるとはどういう感覚なのか。
わからない筆者にも想像しやすいように表現されています。
2点目。haruさんについて語ってくれるのは「各人格」であることです。
この本では、解離性同一性障害についての他にも、haruさんの人生や考え方についてのお話しも出てきます。
それを、各人格たちが代わりばんこに登場して語ってくれるのです。
haruさんが語り手として登場するのは最後の「あとがき」だけ。
読み手は最後まで到達しないと、haruさん本人と(本の世界では)会えないのです。
面白い構成だぁ…
3点目。各人格のキャラクターが魅力的です。
karuさんも独特の価値観をお持ちですが、他にも
みんなのまとめ役の洋祐(23)、理系に強い圭一(25)、唯一の女性結衣(16)…
年齢も好きなことも考え方もバラバラな13人。
文面でしか彼らに触れることはできませんが、時には対立しつつも「haruのために」共生しています。
こんなメンバーが頭の中に常にいるのかと思うと、にぎやかなのだろうなぁと想像できます。
まぁ筆者は…13人はちょっと多いなぁ…😏
今回紹介した2冊は、どちらも名古屋市図書館で貸し出しをしております。
興味があればぜひ、読んでみてください📚
むしろ筆者にも本をおすすめしてほしいです。
難しくなければ挑戦してみますね。
そんなこんなの今回です。
次回も、何卒(°∀° )