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社員のつぶやき

2021.12.02

不思議な縁で結ばれた本たち

今年の冬もジャニーズカウントダウンで年を越せそうです。

 

 

 

筆者です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またまた名古屋市図書館で本を借りてきました。

今回もざっっっくり紹介しようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①屍人荘の殺人

 

 

 

 

 

 

こちらは2019年12月に映画化した作品。

筆者も映画公開の際に名前を聞いたことがありました。

 

 

 

大学のミステリー愛好会会長、明智恭介とその助手、葉村譲が

同大学のもう一人の名探偵、剣崎比留子に誘われ「いわくつきの映研の夏合宿」に参加する。

合宿の舞台となる「紫湛荘」。

そこで彼らは「想像だになかった事態」に見舞われ荘内に籠城する。

だがそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった。

 

 

 

そんなあらすじです。

 

 

 

 

 

 

映画化の際のキャストが豪華だった覚えはあります。

映画予告のCMをいくつか拝聴しましたが

物語の基盤になる「想像だになかった事態」を

ここまで隠せているのが驚きです。

 

 

 

これは予告を見ても気付けませんね。編集力に脱帽です。

本の話に戻りましょう。

 

 

 

 

 

 

二つの出来事が交差して発生するこの舞台。

筆者はずっと「ヒロイン(剣崎比留子)犯人説」を唱えていました。

このブログ回の「とある本」に影響を受けすぎましたね。

筆者は、助手の羽村譲が取る選択にドキドキしながら読み進めました。

 

 

 

最後、「想像だになかった事態」に葉村たちが襲われたときに現れた「彼」。

それに対してあの「選択」を取るとはね…。

 

 

 

 

 

 

作中に似た状況にあう登場人物がおりますが、

葉村とは別の道を選んでいます。

 

 

 

どれが最適解だったのかはわかりませんけどね。

 

 

 

 

 

 

こういうミステリーの感想ってネタバレしないように話すの難しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②五色の殺人者

 

 

 

 

 

 

主人公、明治瑞希が勤務する高齢者施設で殺人事件が発生。

犯人を目撃した利用者は5人。

ただし、犯人の服装について「赤、緑、白、黒、青」と5通りの証言。

犯人はいったい誰なのか。事件の真相は…?

 

 

 

 

 

 

この本は、筆者が「新刊図書」を気まぐれに見ていた時に発見した一冊。

・ミステリー

・高齢者

・福祉サービス

 

筆者のワクワク三点セットに一目ぼれでしたね、あれは。

 

 

 

長く生きているからこそ身体に現れる症状、病気の特徴、人間の心理。

これらをみごとな三重奏へ昇華させた作品。

「老い」へのリスペクトを感じます。

 

 

 

証言が5通りあるということは、トリックが5つあるということ。

どのトリックも複雑すぎない内容。

読了後の疲労感は少なめながら満足できる作品です。

 

 

 

①、②ともに「鮎川哲也賞」受賞作品。

同じ日に借りる、なんともいえない縁を感じてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③ワケありシェアハウス 妖怪つき あなたのお悩み、解決します!

 

 

 

 

 

 

こちらは図書館でフラフラ歩いていた際に、返却棚で見つけました。

現代はネットで簡単に検索できますが、

こういった出会い方は実際に本がある場へ向かないとできません。

 

 

 

会社員、櫟井明が9年ぶりに実家に戻ると、家には知らない住人がいた。

大家なのに不在の両親、個性的な住人たち。

さらに姉の忘れ形見の甥、秋雲英まで住むことになる。

記憶にある家と異なる間取り。

謎だらけのシェアハウスで、明は大事なものを探しながら過去と向き合っていく。

 

 

 

 

 

 

筆者、本を借りるときのマイルールとして

「難しい本2:簡単な本1」の割合を意識している。

先述した①、②は「難しい本」に該当する。

一方こちらの本は「簡単な本」と判断した。

最初の印象としては「よくある設定だな~」だったからである。

 

 

 

 

 

 

大変申し訳ない、頭は使わないけれど感情が大洪水。

頬が涙で濡れてしまった。

 

 

 

大人になった主人公の、抑圧していた想い。

その思いに向き合う主人公にファンタジーな世界観がエッセンスとなっています。

ファンタジーな設定に負けない個性を放つ住人にも注目。

 

 

 

そして、タイトルにある「妖怪」とは…?

家の間取りが変わってしまった真実とは…?

 

 

 

 

 

 

その答えをぜひ、確かめてください。

 

 

 

 

 

 

今回紹介した本は、全て名古屋市図書館にて貸し出し可能です。

興味がある方、ぜひ手に取ってみてください。

 

 

 

筆者のおすすめは

②五色の殺人者

です。

みんな読んで。この謎にワクワクしましょう。

 

 

 

 

 

 

そんなこんなの今回です。

次回も、何卒(°∀° )